不妊治療とお金のはなし

不妊治療はべらぼうにお金がかかる⁉

 抗がん剤による倦怠感がようやく少し抜けてきたので、今回は不妊治療関連の記事を書こうと思います。


 私自身の治療はがんに発症により中断されてしまい、完走しているわけではないですがひとまず全体を把握する為に現時点までの費用をまとめてみました。

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明細まで必要なのかは迷いましたが中途半端もなんか嫌だったので、、


 こうしてみると世間で騒がれているほどお金がかかっていないように見えますね。
 しっかりとした不妊治療専門クリニックに通っているので、通常より若干値段高めだと思うのですが。


 低額の理由として一つには、別段身体的(性能的)な異常がなく、単純に受胎に向けたアクションのみを行っている点があります。
 ただ、やはり体外受精を実施してからが経済的な支出の本番ということでしょう。


 あまりインパクトのないこの記事を書こうと思ったのは、この金額でも若い世代にとっては十分打撃となりうると考えたからです。


 幸い、私たち夫婦は共働きなので大好きな旅行と外食を我慢すれば出せない金額ではありませんでした。(今後はそうもいかないでしょうけど)


 しかし、経済的に充足していない若い世代の中には、例え不妊治療を行いたくても経済的な理由を背景に先延ばしにしてしまう方が少なからずいると思うのです。


 「子供は若い内に」とか「晩産化が問題だ」というワードをよく耳にしますが、寡聞にして若者の不妊に関する議論が白熱していたことは存じ上げませんでした。


 菅総理のおかげで不妊治療の金銭的な側面は大きく取り上げられている昨今、たまたまタイムリーに当事者となった私としてはウェルカムな社会情勢ではありますが、やはり評論家など当事者以外の方が語る論には熱がこもっていないように感じてしまいます。(子育てをとうに終えてしまった方々に同じ熱量を求めるなという話もありますね。)



 長々書きましたが、以下、頭スカスカの若者が発する率直なコメントとなります。


 保険の範囲とか質の問題もわかるけど、もっと単純に自然妊娠できる人とできない人で圧倒的な経済的格差が生まれてしまう現状は何とかならんかったのかね!!


 そりゃ子供作ったらお金がかかるとメディアで騒ぎ散らされていて、ふたを開けてみたら子供作るにもバカほどお金かかりますって言われたら、簡単に子供つくれんやないか!


 感覚的に少子化はこの数十年の間トッププライオリティの問題とされてきたと思っていましたが、どうやらそろそろ触ってみようかなという感じなのですね、と。


お目汚し失礼しました。
異論反論は甘受いたします。


次回は周囲との兼ね合いや当事者の気持ちなどを整理せずに書いてみようと思います。
また次の記事でお会いしましょう。