第2クールの闘い

  • 大変ご無沙汰しております


 前回の記事から大きく間が空いてしまいましたが、第2クールの治療についてまとめて書いていきたいと思います。


 現在第2クールDay11(ブレオ3回目投与に向けた準備期間)です。


 今回の投与による倦怠感が前回よりも大きく、なかなか筆を取る気になれなかったことが原因ですが、ようやっと倦怠感が遠のいてきたので、第2クール終了までの間に書けるだけ様々な記事を書いていく所存です。


  • 第2クールの副作用

 
 予想はしておりましが、第2クールの副作用は第1クールよりも強烈なものでした。

 
 倦怠感、しゃっくり、胸やけ、食欲不振。前クールと違う症状が出るわけではないですが、全体的にレベルアップした感じですね。


 ただ、前クールの経験があったので症状を抑制する薬を早めにもらい、対処できる症状についてはさっさといなくなってもらいました。


 倦怠感だけはどうしようもないのでお付き合いしましたが、やはりきつかったです。目薬を差そうと思って左目に差し、そこで気力が無くなって次の右目に差すまで5分かかったなんてこともありました。


  • 精神的なダメージの蓄積も感じました


 第1クールは「さあ、治療はじめるぞ」っていうある意味フレッシュな気持ちがありましたし、向き合うのも初めての現象ばかりで対応している内に終わったという印象でした。


 一方で第2クールともなると、長期入院による飽きや、外の世界から隔絶されているという疎外感、まだもう1クールあり、その後に手術も控えているという現実、など様々なマイナス感情の因子から長期間攻撃を受けた結果、蓄積された精神的ダメージが噴出しそうになる場面もありました。


 普段の私なら,、精神的にダウナーな時はニンニクマシマシ油そばとか絶品寿司などに手を伸ばすところですが、当然そんなことはできません。


 前回の記事で書いたような共同生活のツラミと相まってストレスは溜まる一方です。


  • どうにか気持ちを上向きに


 精神状態が体に与える影響は言わずもがな、なんとかして前向きな気持ちを取り戻すべく様々な試みにチャレンジしました。


 ①病院食にめちゃくちゃわがままを反映させる

 今クールで病院食の単調な味付け&白米の組み合わせが受け付けなくなり、メシが美味しくないというのは精神安定の観点から大変よろしくないということで、看護師さんにお願いして病院食をカスタマイズ。

 
 朝食をすべてパン食、昼食をすべて麺食に変更。さらに、一週間のメニューを確認して食欲をそそらないものは欠食にして虫食い献立を作成。

 
 欠食の部分はコンビニで調達するか、嫁にお願いして外部の料理をデリバリーしてもらいました。(病院内にはナチュラルローソンしかないので、セブンイレブンのものが食べたくなるのです。)


 ②料理系YouTubeを見ることでテンションアップ

 YouTuberの動画なんてヒカキンぐらいしか見たことなかったのですが、ここにきて面白い企画をやっているYouTubeを見るとテンションが上がることに気が付き、最も興味がある料理系の動画を探して見るようになりました。(きまぐれクック、谷やんとか)
 

 ただこれは劇薬で、紹介された料理がものすごく食べたくなり、胃酸が沸き上がってきて胸やけを招くことも笑


 ③少しでも体を動かす

 血流が悪いと精神的に落ち込みやすくなるのでは?という発想に行き当たり、倦怠感が遠のいた隙を狙っては体を動かすようにしていました。


 コロナの影響でやめてしまいましたが、以前はボディコンバットというジムのプログラムにドハマりしていました。


 ただ歩くだけだとつまらないので、その時覚えた型をイメージしつつ、太極拳よろしくゆっくり体を動かすことで体液がしっかり循環するように働きかけてみました。


 Bodycombat 参考動画(格闘技の型を取り入れて体を動かすプログラムです)
www.youtube.com



 ④とにかく妻に話しまくる。頼る。

 仕事しながらお世話してもらっているところに輪をかけて甘えまくってしまいました。これはかなりのプラスになりました。


 病院食に辟易した私に様々なメニュー(カレーや牛丼etc.)を配達してくれ、一方で電話で体調の悪さについての話を聞いてもらい。

 
 ばっちり治ったらたっぷりお返ししますからね!


  • 受動的なプラス要因も


 上では能動的に色々試したことを書きましたが、それとは別に周囲からの援軍もありました。


 ①妻からのバレンタインデー

 甘いものを感じにくくなっている私にチョコレートというわけにもいかないところ、こんなものをくれたのでした。

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 中身は恥ずかしいのでお見せしませんが、こんなことされたら惚れてしまいますよね。(私はこういうの照れてしまうタイプですが、この時ばかりは妻に電話して中身について語らいました笑)


 有名な商品みたいですので、詳しくは検索してみてください。


 今後はこれを励みの一つとしていきたいと思います。



 腫瘍マーカー値が下がっている


 仮にも闘病記なのだからこの手の話をメインに据えるべきなのでは?とも思いますが、書きたいことを書いているだけなので心に残った方から先に記事にしてしまうわけです。

 
 もちろん、これは嬉しい結果通知でした。


 第1クールの投薬により、腫瘍マーカーの値がかなり減少していたようです。


 第2クールも頑張れば、一層の効果が期待できると背中を押された気がしました。

  • 治療後半戦に向けて


 ものすごく長い道のりを進んできた気がしますが、治療も残すところあとブレオ一回とまるまる1クール、そして残った腫瘍の切除手術となりました。


 今のところ重篤な副作用や感染症に悩まされることなく順調に進んでいるものと考えております。


 しかし、今後どんな不測の事態に直面するかわかりませんので、これまで通り(特に感染症に)十分に気を付けつつ、SNSでつながっている先人の皆様の経験も参考にしながら、万全の体制で治療に臨んでいきたいと思います。


 それではまた次の記事でお会いしましょう。