感情と感謝のはなし

思考がぐるぐると

精巣ガンの診断を受けてから入院&手術によって自由に動けなくなってから早くも一か月がたちました。
体感的には半年ぐらい経過している感じです。

当初こんなにレアな病気(10万人に1人)にかかり、「なんで私がっ、がっ、…」という気持ちが沸き上がりました。
池江選手で話題となった白血病が10万人中6.3人なんだそうで、オイオイマジかよって。

しかし、世の中には難病等レアな症状にり患している人も多々いらっしゃるわけで、
ざっくり排反事象だとすれば確率の足し算で、何かしらの重病にり患しても不思議ではないという事実に気が付き少し冷静になりました。

またしばらく、先生の話を聞いていく内に今度は死に対する不安がムクムクと首をもたげてきました。

普段から楽天的な性格で、自分でも早期発見できたと勝手に思っていた半面、
予想よりも進行している事実や最悪のケースを聞かされる度に治らない可能性について思考を奪われる時間が増えていきました。

(´-`).。oO 人生設計とかキャリアプランとかあったんけど、全部おじゃんやな… 

下でも書きますが、現在こうして前向きに治療し、文章として表現できているのは間違いなく励ましてくれる人の存在に寄るところが大きいです。

ありがとうのきもち ですよ

何を隠そうフルーツバスケットの大ファンです。(アニメ派の人はイミフですよねすみません。コミック版もぜひ!)

病気が判明してからこちら、多くの方に励ましてもらいました。

妻、両親、友達、実況配信者(元気が出る配信をされていたので初コメしたら反応くれました。)、皆々様、本当にありがとうございます。
そして引き続き応援してやってください!

なかでもやはり妻が支えてくれることのありがたみは筆舌に尽くしがたいものがあります。

当然のように身の回りの世話をしてくれることや、色々調べて希望が持てる情報を伝えてくれること、
そして最も有難いことが、私に代わって泣いたり怒ったり感情を表してくれるところです。

私はあまり感情を表に出さないタイプなので、心の中が嵐の状態でもそれが表面化しません。
これが意外と難儀な問題で、自分の心理状態が理解されず、自分のなかで紋々と感情の肥溜めに熟成されたものが蓄積されるのです。

しかし、妻が私と同じ心理状態で先に感情を発散してくれるので、なだめると同時に自分の感情も解き放ったような気になることができるのです。

「自分の代わりに怒ったり泣いたりしてくれる」なんて少女漫画でしかお目にかからない字面ですが、こんなことで実感することになるとは。

今後も深い愛情にはさらに深い愛情でお返ししたい所存です。

※なお、妻が作ってくれた病床で元気を出す為のアイテムがあるのですが、個人情報もりもりなので公開しません笑
 愛情自慢です、はい。


思ったまま書きすぎて駄文になりましたが、書きたいことは書けたので終わります。

また次の記事でお会いしましょう。